目の前の文字の羅列よりも
耳に届く無機質な声よりも
毎分鈍る壁の時計よりも
この白い一面が必要

これさえあればどこへでも飛べる
部屋を掻き雑ぜる風に押されて
ぼくはまた一人 どこまでも駆け巡る
全ての日常を脱ぎ捨てながら