霞んで見えるあの光
いつまでも遠いあの光
それが偽りだと知ってても
僕はただ追い続けている

もう目なんて見えないし
耳も鼻ももう使えない
辛うじて感じるのは動きつづける足と
頬を伝う冷や汗混じりの涙

何も見えないこの蜃気楼の中で
僕はただ一人で走っている
「いつかは辿り着けるのだろうか・・・」