スプーンには
僕が逆さまに映る
まるで自分ではない『何か』が浮かぶ
君の目にも
僕は逆さまに映る
それもまた自分ではない『何か』なのだろうか

くたびれた時計の針が
消えたはずの25時を指したとき
僕のスプーンには君が逆さまに映る
―――――「ねぇ、今の僕どんなカオしてる?」