どこにいても私は変わらない
たとえ見知らぬ場所にいても

しかし
見知らぬ場所にいる私は
既に 知らない自分である

今 吹く突風は 私を煽る風ではない
力強く導いてくれる風
それに乗って行けば
そこはまた見知らぬ場所、
そして知らない自分。

―――飛び上がると全て見えた
自分の脚と、『もう知っている』街が見えた