足りない何かと 得た何か
もう少しだけ もう一歩だけ
そうして破れた スニーカーの底
『ごくろうさま、ありがとう。』

失くした何かと 目指す何か
もう少しだけ もう一歩だけ
そうして刻んだ 無数の足跡
『お見送りかい、ありがとう。』

信じたぼくと 変わるぼく
やっと この分かれ道を踏み出す時に
そんなキザな台詞を残して
また恰好つけて 行くつもりかい?

足りないものも 失くしたものも
全部まとめて 君なんだよ
手にしたものも 目指すものも
泥ごと全部 かき集めて
『これからも、よろしくね。』