世に仇なし
世に背を向け
世を忌み嫌う

某れ即ち
自らに仇なし
自らに背を向け
自らを忌み嫌うものなり

黒白渦巻き灰めく浮世に
指すは 天より垂れる蜘蛛の糸か
地の獄よりの閻魔の槍か
業深き人の世に 吹き荒れる
烈風がごとき救世主