"誰でもない誰か"にすぎない僕
人ごみに白く浮き彫りになった
人型でしかない僕
当然のように耐えかねて
修正液を頭から被った

これが乾けば僕は消える
殻ができて中で混ざって
再び外の空気を吸うとき
僕は 生まれ変わる