夜光虫    レプラさん

淀んだ僕の瞳と
光求め足掻く夜光虫とを重ねてみたら
夜光虫も滑稽に見えたよ
光求める姿が
自分を探す僕のようで
他と群れあう姿が
冷たい笑顔のようで
そして散り行く様が
今の僕のようだった

ねぇ?今、僕はどこにいる
光を求める僕は 静かに一歩を踏み出した
全て消えていく中で ひとつ気付いたことがある
"僕は生きてた"