今いる場所よりも
ほんの少し気温の低い街
そんな所で 僕は
誰かを探して あてもなくさまよう

降り始めた雨が鼻先ではねて
傘も持たずに濡れてさまよう
わずか何゚Cか 冷たい風が
薄皮と神経を 凍らせ砕く