始発列車で生まれ出て
最終列車で地に還る
最終列車の出発にゃ
真っ暗闇がお似合いさ
誰もいない孤独の駅で
あとは闇へと消えるだけ

静かな最終列車には
笑顔も涙もありゃしない
窓から見える景色には
欠けた月さえ映りゃしない

終着駅が見えてきた
そこは地獄か天国か
全てが終わった今ならば
鬼も閻魔も恐くねぇ

終着駅に止まる列車
そこに見える景色には
天国地獄ありゃしねぇ
見える景色にゃ列車だけ
始発の列車が見えるだけ

オイラは自然と乗り換えて
次の駅へと歩き出した
希望の明日へと歩き出した