白い肌を小麦に焦がし
蝋細工の夏が溶ける夕ごろ
いつまでも眺めることはできない
座って夜空に目を凝らす
夏の終わりを告げる風花
離れない約束も散る言の葉
まだふたり 手は繋がったまま