定石や常識の すべてを忘れて
孵る前から 空のみを目指す卵のように
孵るや否や 空に向かい飛ぶ鳥のように
結局ぼくは 飛び立つことを選んだ

果てのない懐に この身を抱かれて
当てのない答えに この目を凝らす
その手が握るペンは 赤か黒か
その目が選ぶ世界は 白か青か